ふじな‐やき【布志名焼】
出雲焼の一。島根県松江市玉湯町布志名に産する陶器。明和元年(1764)船木与治兵衛の創業という。民芸陶として知られる。
ふじのうらば【藤裏葉】
源氏物語第33巻の巻名。光源氏39歳。夕霧と雲井の雁(かり)が結ばれ、明石の姫君(明石の中宮)の入内(じゅだい)によって紫の上と明石の上が和解し、源氏は准太上天皇となることなどを描く。
ふ‐じゅく【不熟】
[名・形動] 1 果物・作物などが成熟しないこと。出来の悪いこと。また、そのさま。「不作—な(の)年」 2 熟練していないこと。また、そのさま。未熟。不熟練。「—な文章」 3 折り合いが悪いこと...
ふじょう‐の‐くも【不定の雲】
心をくもらせる迷いを、月を覆い隠す雲にたとえていう語。「生死長夜の月の影、—覆へり」〈謡・隅田川〉
ふたつちょうちょうくるわにっき【双蝶々曲輪日記】
浄瑠璃。世話物。九段。竹田出雲・三好松洛・並木千柳(宗輔(そうすけ))らの合作。寛延2年(1749)大坂竹本座初演。吾妻と与五郎の情話を背景に、相撲取りの濡髪長五郎と放駒長吉の達引(たてひき)、...
ふたらさん‐じんじゃ【二荒山神社】
栃木県日光市にある神社。祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)・田心姫命(たごりひめのみこと)(田霧姫命)・味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)。神護景雲元年(767)勝道上人が三神を祭っ...
ふっ‐き【富貴】
[名・形動]「ふうき(富貴)」に同じ。「左而已(さのみ)—と言うでもないが」〈二葉亭・浮雲〉
ふつか‐づき【二日月】
1 月齢2の月。陰暦2日の月。 2 8月2日の月。《季 秋》「あかね雲ひとすぢよぎる—/水巴」
ふつぬし‐の‐かみ【経津主神】
日本神話の神。磐筒男神(いわつつのおのかみ)と磐筒女神の子。香取神宮の祭神。天孫降臨に先立って、出雲に行き、大己貴命(おおなむちのみこと)を説いて国土を献上させた。
ふ‐どうたい【不導体】
熱や電気が伝わりにくい物体。ガラス・雲母など。不良導体。絶縁体。