モンゾニ‐がん【モンゾニ岩】
《monzonite》深成岩の一。斜長石とカリ長石とをほぼ等量含み、黒雲母(くろうんも)・角閃石(かくせんせき)・輝石などからなる完晶質の粗粒の岩石。閃長岩と閃緑岩の中間の性質を示す。
や【八】
《「よ(四)」の母音交替形としてその倍数を表したもの》 1 はち。やっつ。声を出してかぞえるときの語。やあ。「いつ、むう、なな、—」 2 はち。やっつ。多く、名詞の上に付けて用いる。「七転び—起...
やえ‐がき【八重垣】
幾重にも巡らしたかきね。「八雲立つ出雲(いづも)—妻籠みに—作るその—を」〈記・上・歌謡〉
やえ‐ぐも【八重雲】
幾重にも重なる雲。「峰の—、思ひやるへだて多くあはれなるに」〈源・橋姫〉
八重雲(やえぐも)隠(かく)・る
八重雲に隠れる。「天雲(あまくも)の—・り鳴る神の音のみにやも聞き渡りなむ」〈万・二六五八〉
八重(やえ)の遠(おち)
ずっと遠く隔たった所。「思ふ人心へだてぬかひもなし桜の雲の—かた」〈夫木・一九〉
やえ‐はたぐも【八重旗雲】
幾重にも旗のようになびいている雲。「八幡宮とあらはれ、—をしるべにて」〈謡・弓八幡〉
や‐かく【野鶴】
野に遊ぶツル。仕官しないで俗世間にいる人のたとえ。「閑雲—」
やき‐がり【焼き狩り】
山野に火をつけ、鳥獣を追い立てて狩りをすること。「この野に火をとぼし、—のごとく漁(あさ)り行けば」〈謡・雲林院〉
や‐くも【八雲】
1 いく重にも重なり合う雲。八重雲。「—立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣作るその八重垣を」〈記・上・歌謡〉 2 《1の歌が和歌の初めであるとするところから》和歌。