やま‐ぶどう【山葡萄】
ブドウ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。四国以北の山地に自生。葉と対生して巻きひげが出る。葉は五角形状をし、裏面に褐色の綿毛を密生。雌雄異株。夏に黄緑色の小花を円錐状につけ、秋に黒色の実が房になっ...
やみ【闇】
1 光のささない状態。暗いこと。「—に包まれる」 2 闇夜。「文化五年の辰年のこんな—の晩に」〈漱石・夢十夜〉 3 思慮分別がつかないこと。「心の—」 4 知識がないこと。「母の言葉の放った光に...
やみ‐がた【止み方】
1 雨・雪などがやみそうになること。また、その時分。「秋の雨の—寒き山風に帰さの雲も時雨れてぞ行く」〈玉葉集・秋下〉 2 病気がなおりかけること。また、回復期。「男の病(やまひ)しけるを…—に訪...
やみら‐みっちゃ
[名・形動]むちゃくちゃであること。むやみやたらであること。また、そのさま。「烏夜玉(うばたま)の—な小説ができしぞやと」〈二葉亭・浮雲〉
ゆ【油】
[音]ユ(呉) ユウ(イウ)(漢) [訓]あぶら [学習漢字]3年 〈ユ〉液状のあぶら。「油圧・油煙・油脂・油田/肝油・給油・原油・香油・重油・醤油(しょうゆ)・製油・石油・桐油(とうゆ)・灯...
ゆう‐かずら【木綿鬘】
1 木綿(ゆう)で作ったかつら。 2 明け方の雲をたとえていう語。
ゆうぎり【夕霧】
源氏物語第39巻の巻名。光源氏50歳。夕霧の柏木未亡人に対する不首尾に終わった恋を描く。 源氏物語の登場人物。光源氏と葵の上との子。左大臣となる。雲井の雁(かり)の夫。 [1654〜167...
ゆう‐ぐも【夕雲】
夕方の雲。夕方立つ雲。
夕(ゆう)さ・る
《「さる」は時がやって来る意》夕方になる。夕べになる。「—・ればみ山を去らぬ布雲(にのぐも)のあぜか絶えむと言ひし児(こ)ろはも」〈万・三五一三〉
ゆう‐ぜん【油然】
[ト・タル][文][形動タリ]盛んにわき起こるさま。また、心に浮かぶさま。「—と雲がわきたつ」「—として詩情がわく」