いかずち【雷】
《「厳(いか)つ霊(ち)」の意。「つ」は助詞》かみなり。なるかみ。《季 夏》「—に松籟(しょうらい)どっと乱れ落つ/茅舎」
いかずちたろうごうあくものがたり【雷太郎強悪物語】
黄表紙。式亭三馬作、歌川豊国画。文化3年(1806)刊。殺人や強盗などの悪事を重ねる雷太郎を、被害者の家族らが浅草観音の導きで討ち取る敵討物。前後編各5冊だが、合巻仕立てとしたものもあり、以後の...
いかずち‐の‐おか【雷丘】
奈良県高市郡明日香(あすか)村にある丘。雄略紀に、少子部連蜾蠃(ちいさこべのむらじすがる)がこの地で雷を捕らえたという記事がある。
かみ‐なり【雷】
《「神鳴り」の意》 1 電気を帯びた雲と雲との間、あるいは雲と地表との間に起こる放電現象。電光が見え、雷鳴が聞こえる。一般に強い風と雨を伴う。いかずち。なるかみ。「—が鳴る」「—に打たれる」《季...
かみなり‐いか【雷烏賊】
コウイカ科のイカ。外套(がいとう)長約40センチで、背面に楕円形の眼状紋が並ぶ。房総半島以南に産し、刺身や鮨種(すしだね)にする。紋甲烏賊(もんごういか)。
かみなり‐うお【雷魚】
ハタハタのこと。秋田地方で、漁期の冬によく雷が鳴るところからいう。《季 冬》
かみなり‐おこし【雷粔籹】
江戸浅草の雷門前で売りはじめたおこし。大阪のあわおこしに対する東京名物菓子。
かみなり‐おやじ【雷親父】
何かというと大声でどなりつける、口やかましいおやじ。
かみなりかんし‐システム【雷監視システム】
⇒ライデン(LIDEN)
雷(かみなり)が落(お)・ちる
目上の人に大声でどなられてしかられる。「父の—・ちる」