そ‐むき【背き】
1 うしろの方。背面。「なきすみのふなせを過ぎて今みれば—に霞む淡路島山」〈夫木・二三〉 2 出家すること。遁世(とんせい)。「多うは思ひなり給ひにし、御世の—なれば」〈源・鈴虫〉
なに【何】
[代]不定称の指示代名詞。はっきりしない事物について問う語。また、事物・人などをぼかしてさす語。「おやつには—をあげようか」「おい、例の—を持ってきてくれ」「—は来ねえか。蜂の野郎は」〈滑・浮...
ひ‐すがら【終日】
朝から晩まで。一日中。ひもすがら。「春の—眼をば霞む山べにきはめつくし」〈曽丹集〉
まゆ‐ずみ【眉墨/黛】
1 眉をかいたり形を整えたりするのに用いる化粧品。 2 眉をかくこと。また、かいた眉。まゆがき。「—を引く」 3 香の名。伽羅(きゃら)から製する。 4 連なった山が遠くに眉のように見えること。...
もさ
[間助]《「申さん」の音変化か。近世の関東語》文末にあって親愛の気持ちを表す。「霞む祇園の恋しいぞ—」〈奴俳諧〉