くどき【口説き】
1 くどくこと。また、その言葉。「—じょうず」「—に掛かる」 2 日本音楽で、楽曲の構成単位の一。 ㋐平曲で、素声(しらごえ)に近い単純な旋律をもつ曲節。また、それによって演奏される部分。 ㋑謡...
くに‐はら【国原】
広く平らな土地。広い国土。「春尚淋しくして—に人稀れなり」〈露風・春の旅情〉 [補説]書名別項。→国原
くぶ‐じゅうぶ【九分十分】
大した違いはないこと。大同小異。くぶんじゅうぶん。「いづれ人の目は—ぢゃ」〈咄・露がはなし・一〉
くも‐で【蜘蛛手】
1 クモの足のように、1か所から四方八方に分かれていること。また、そういうもの。「万国旗や提灯の—に張りわたされた下に」〈万太郎・大寺学校〉 2 (「に」を伴って副詞的に)あれこれと心の乱れるさ...
くものうえ‐びと【雲の上人】
1 宮中の人。皇族。 2 殿上人。雲客。うんじょうびと。「いとどしく虫の音しげき浅茅生(あさぢふ)に露おきそふる—」〈源・桐壺〉
クラシック‐カメラ【classic camera】
古い型のカメラ。露出の自動化が始まる以前のカメラをさすことが多く、ほぼ1960年以前に作られたカメラ。クラカメ。
クラドスポリウム【Cladosporium】
俗にクロカビと呼ばれる好湿性の真菌。土壌などの自然環境に広く分布する。浴室や結露した壁・窓枠など住居内のさまざまな場所で繁殖し、暗緑色から黒色のコロニーをつくる。衣類・食品・紙などにも発生し、胞...
く‐りん【九輪】
寺の塔の頂上部、露盤上の柱にある九つの輪装飾。相輪の一部で、傘蓋(さんがい)の数が増して変形したもの。俗に相輪ともいう。宝輪。空輪。
くるわ‐さんがい【郭三界】
遊郭の辺り。「五十両損かけうかと気遣ひさに、—披露して」〈浄・冥途の飛脚〉
くれぐれ‐も【呉呉も】
[副] 1 何度も心をこめて依頼・懇願したり、忠告したりするさま。「—お大事に」 2 何度考えても。かえすがえす。「—嬉しきものにかの時の訓戒を記して」〈露伴・いさなとり〉