あお‐うめ【青梅】
1 まだよく熟さない、青くて硬い梅の実。実梅(みうめ)。《季 夏》「—に眉あつめたる美人かな/蕪村」 2 香の名で、沈香(じんこう)の一。酸っぱく苦い感じの香りで、青梅の風味があるところからいう。
あおうめ‐づけ【青梅漬(け)】
青梅をその青色を失わないように塩またはみりんで漬けたもの。
おうめ【青梅】
東京都北西部の市。多摩川の谷口集落、青梅街道の宿駅として発展。戦前まで青梅縞の産地。御岳(みたけ)渓流は江戸以来の上水道源。人口13.9万(2010)。
おうめ‐かいどう【青梅街道】
東京都新宿区から山梨県甲府市へ至る街道。江戸時代は新宿追分(おいわけ)を起点として甲州街道と分かれ、青梅・大菩薩峠(だいぼさつとうげ)・塩山(えんざん)を経て、甲府の酒折(さかおり)で再び甲州街...
おうめ‐し【青梅市】
⇒青梅
おうめ‐じま【青梅縞】
青梅地方で産する格子や縞柄の綿織物。
おうめ‐せん【青梅線】
中央本線立川から青梅を経て奥多摩に至るJR線。明治27年(1894)青梅鉄道として青梅まで開業、昭和19年(1944)全通。全長37.2キロ。
おうめ‐わた【青梅綿】
和服に入れる上質の綿。3枚で本裁ちの長着1枚分に入るようにこしらえてある。もと、青梅の特産。小袖綿(こそでわた)。