いたける‐の‐みこと【五十猛命】
日本書紀で、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子。木種(こだね)をもって天降(あまくだ)り、大八洲国(おおやしまぐに)をことごとく青山にしたという。古事記にみえる大屋毘古命(おおやびこのみこと)と同...
いたこ
東北地方で、霊の口寄せをする巫女(みこ)。多くは盲目の女性。青森県下北半島恐山のいたこが有名。→市子(いちこ)
イタセクスアリス【ヰタ・セクスアリス】
森鴎外の小説。明治42年(1909)発表。幼年期から青年期に至る性欲を自叙形式で描く。発禁となった。 [補説]題名はラテン語vita sexualisで、性生活の意。
いた‐び【板碑】
鎌倉時代から江戸初期にかけて盛んに行われた、死者の追善供養のために建てた平たい石の卒塔婆(そとば)。最上部を三角形に作り、その下に深彫りの横線を入れ、仏像・梵字(ぼんじ)、年月日・名前などを刻む...
いたむひと【悼む人】
天童荒太の長編小説。死者を悼むために全国を放浪している青年と、彼を取り巻く人々を描く。平成20年(2008)刊行。同年、第140回直木賞受賞。平成24年(2012)に舞台化。
いだいなるギャツビー【偉大なるギャツビー】
《原題The Great Gatsby》フィッツジェラルドの小説。1925年刊。第一次大戦後の米国を舞台に、青年富豪ギャツビーの栄光と破滅を、隣家の青年ニックの視点で描く。別邦題「華麗なるギャツ...
いだ・く【抱く/懐く】
[動カ五(四)] 1 腕でかかえ持つ。だく。「ひしと—・く」「母親の胸に—・かれる」 2 かかえるように包み込む。「村々を—・く山塊」「大自然の懐に—・かれる」 3 ある考えや感情をもつ。「疑問...
いだし‐あこめ【出衵】
「出衣(いだしぎぬ)1」に同じ。「直衣(なほし)の長やかにめでたき裾より、青き打ちたる—して」〈宇治拾遺・一一〉
い‐ち【位置】
[名](スル) 1 ものがある所。ものがあるべき場所。また、ある場所を占めること。「—がずれる」「所定の—につく」「青森県は本州の最北端に—する」 2 ㋐物事が全体の中で占める場所。「この問題は...
いちごどうめい【いちご同盟】
三田誠広の青春小説。平成2年(1990)刊行。