かつお‐の‐かんむり【鰹の冠】
ヒドロ虫綱カツオノカンムリ科の腔腸動物。暖流とともに浮遊し、夏、太平洋岸でみられる。気胞体は長径約5センチの平たい楕円形で、この上に三角の帆を立てた形をし、周縁は青藍色、中央は無色。
かつらぎ
日本の俳誌。昭和4年(1929)、阿波野青畝が奈良で創刊。同人に森田峠、加藤三七子など。
カドミウム【cadmium】
亜鉛族元素の一。単体は青みを帯びた銀白色の軟らかい金属。亜鉛鉱物中に少量含まれて産出。塩(えん)および蒸気は有毒。易融合金・めっきに用い、また中性子をよく吸収するので原子炉の制御材に利用。元素記...
かなぐちのまきタバコ【金口の巻煙草】
大下宇陀児の短編探偵小説。大正14年(1925)「新青年」誌に掲載された著者のデビュー作。
かなざわ‐だいがく【金沢大学】
金沢市にある国立大学法人。第四高等学校・石川師範学校・石川青年師範学校・金沢高等師範学校・金沢医科大学・同付属薬学専門部・金沢工業専門学校を統合し、昭和24年(1949)新制大学として発足。平成...
かねのなるおか【鐘の鳴る丘】
日本のラジオドラマ。昭和22年(1947)から昭和25年(1950)にかけてNHKラジオで放送。脚本は菊田一夫。戦争孤児の保護施設を作るために奔走する復員兵の青年と、子供たちとの触れ合いを描く。...
か‐の‐くつ【靴の沓】
晴れの儀式のとき、束帯に用いた靴。革製、黒漆塗りで、上部を靴氈(かせん)とよぶ赤地または青地の錦で飾る。足首に靴帯(かたい)という金銅の鉸具(かこ)をつけた革の帯をつける。靴(か)。
かのじょのすべて【彼女のすべて】
東郷青児による油絵。大正6年(1917)、第4回二科展に出品。縦横いずれも1メートルを超える作品で、現存する東郷の未来派風の作品の中では最大のもの。鹿児島市立美術館蔵。
か‐ひょう【下平】
漢字の四声で、平声(ひょうしょう)30韻のうち、後半の先・蕭・肴・豪・歌・麻・陽・庚・青・蒸・尤・侵・覃・塩・咸の15韻。下平声。→上平(じょうひょう)
か‐ふう【火風】
1 火と風。 2 火炎を伴った風。「青色の鬼神顕れ出でて…—その口より出でて」〈太平記・三九〉