うき‐こうぞう【浮(き)構造】
1 軟弱な地盤のとき、建物の底面全部を基礎盤として、土の上に浮いているような形式の構造。 2 振動を防止するために、天井・壁・床などを弾力性のあるゴム・コルクなどで支持し、主体構造から遮断した構...
うきしま‐が‐はら【浮島ヶ原】
静岡県東部、愛鷹山(あしたかやま)南麓の田子ノ浦に沿う低湿地。富士川の戦いの際、平維盛(たいらのこれもり)の軍勢が水鳥の羽音に驚いて逃げた所という。[歌枕]「富士の嶺にめなれし雪の積もりきておの...
うき‐つ【浮き津】
天の川にあるという船着き場。「天の川—の波音騒くなりわが待つ君し舟出すらしも」〈万・一五二九〉
うき‐ね【浮き根】
《「うき」は泥地の意》泥の中に生えている菖蒲(あやめ)などの根。和歌で「憂き音(ね)」と掛けて用いる。「—のみ袂(たもと)にかけしあやめ草引き違(たが)へたる今日ぞうれしき」〈栄花・浦々の別〉
うきよ‐ぶし【浮世節】
寄席演芸の一。浄瑠璃・長唄をはじめ流行歌・俗曲などいろいろの音曲を取り合わせた三味線声曲。狭義には、明治中期に立花家橘之助が創始した流派をいう。
うきよ‐ものまね【浮世物真似】
物売りや動物の身振りや音声などをまねること。また、その芸。役者の身振り・声色をまねる役者物真似に対していう。「—、能狂言、境内に所狭(ところせ)きまでみちみちたり」〈滑・膝栗毛・七〉
ウクレレ【ukulele】
ギターに似た小型の撥弦楽器。4弦で、ハワイアンなど軽音楽に用いられる。
うぐいす‐ばり【鶯張り】
木造の床の張り方の一。踏むと床板を留めたかすがいがきしり、鶯の声に似た音を出す。京都の知恩院のものが有名。
うぐいす‐ぶえ【鶯笛】
鶯の鳴き声に似た音を出す玩具の笛。主に竹製。初音(はつね)の笛。《季 春》
う‐げん【繧繝/暈繝】
「うんげん」の撥音の無表記。