てんのゆうがお【天の夕顔】
中河与一の小説。昭和13年(1938)、「日本評論」誌に発表。日本のロマン主義文学の代表作として海外での評価も高く、カミュが絶賛したことでも知られる。
とがり‐がお【尖り顔】
怒って口をとがらした顔つき。とんがり顔。
ときしり‐がお【時知り顔】
[名・形動]時節をわきまえたという顔つき。また、時を得たのを知りそれを誇るさま。時を得顔。「万(よろず)六波羅様をまねびて—なる」〈樗牛・滝口入道〉
時(とき)を得(え)顔(がお)
よい時機にあって栄え、いかにも得意そうなようす。「—に振る舞う」
とくい‐がお【得意顔】
[名・形動]いかにも誇らしげな顔つきをすること。また、そのさま。したり顔。じまん顔。「—に鼻をうごめかす」
とく‐がん【匿顔】
自分の顔を隠したままコミュニケーションをとること。匿名をもじった語。
ところえ‐がお【所得顔】
[名・形動]よい地位や境遇を得て満足した顔つき。また、そのさま。得意顔。「—に振る舞う」
とぼけ‐がお【恍け顔】
とぼけた顔つき。とぼけづら。
とりなし‐がお【取(り)成し顔】
その場をうまくおさめようとする態度や顔つき。
どう‐がん【童顔】
子供の顔。また、子供のような若々しい顔つき。