はい‐び【拝眉】
[名](スル)人に会うことを、その人を敬っていう謙譲語。拝顔。「—して裁可を仰ぐ」
はい‐まじ・る【這ひ交じる】
[動ラ四]這いのびて入り交じる。「朝顔の—・れる籬(ませ)もみな散り乱れたるを」〈源・野分〉
はかな・ぶ【果無ぶ】
[動バ上二]はかないようなようすをする。頼りなさそうに見える。「—・びたるこそはらうたけれ」〈源・夕顔〉
はがし‐ぞめ【剝がし染(め)】
布に豆汁(ご)を引き、その上に顔料を豆汁にまぜたものを刷毛(はけ)で引いて乾かしたのち、竹のブラシで布の表面をこすり、顔料をすり落として模様を表す染色法。
は‐がん【破顔】
[名](スル)顔をほころばせて笑うこと。「室に入って来た彼は、晴れやかにこう言って—した」〈徳永・太陽のない街〉
はがん‐いっしょう【破顔一笑】
[名](スル)顔をほころばせて、にっこり笑うこと。「合格の知らせに—する」
はく‐じ【白字】
1 白色の顔料で書いた文字。白文。 2 印章で、凹状に彫った文字。押印すると文字が白抜きで現れる。白文。⇔朱字。
はく‐せきれい【白鶺鴒】
セキレイ科の鳥。全長約20センチ。尾が長く黒色で、背面と胸は灰黒色。腹面は白く、顔も白いが、過眼線がある。水辺などでみられ、尾を上下に振り、飛ぶときは波形を描いて飛ぶ。本州中部以北で繁殖し、冬季...
はく‐ぼく【白墨】
白亜や焼き石膏(せっこう)の粉末を水で練って棒状に固めたもの。白色であるが、顔料を加えた赤・黄色などもある。黒板などに書くのに使用。チョーク。
はく‐めん【白面】
1 素顔(すがお)。 2 色白の顔。「—の貴公子」 3 年が若く、経験の浅いこと。青二才。「—の書生」