やまと‐え【大和絵/倭絵】
本来は、日本の風景や風俗を描いた絵画。鎌倉後期からは、宋元画やその影響を受けた新様式の日本画に対して平安時代以来の伝統的な様式による絵画の総称。唐絵(からえ)に対していう。また、15世紀に土佐派...
やまと‐まい【大和舞/倭舞】
1 日本固有の歌舞の一。大和地方の風俗歌舞で、礼拝を舞踊化したもの。鎮魂祭や大嘗祭(だいじょうさい)などに行われる。現在は舞人四人。大和歌に合わせて舞う。都舞。 2 神楽の一種で、1に由来した祭...
ヤンキー【Yankee】
1 米国人の俗称。元来は米国南部で、北部諸州の住民を軽蔑的に呼んだ語。 2 不良青少年。第二次大戦後、髪型やファッションなどで、米国の若者の風俗をまねた青少年をさして呼んだ語。
ゆうようざっそ【酉陽雑俎】
中国、唐代の随筆集。20巻、続集10巻。段成式(だんせいしき)著。860年ごろ成立。古今の神話・伝説・故事・風俗・儀礼など多分野にわたる異聞を記す。
ゆがみ‐なり【歪み形】
1 ゆがんだ形。また、ゆがんだままにしておくこと。「当世女にして風俗腰つき—に」〈浮・椀久二世〉 2 いい加減。まがりなり。「つれそふ男さへ堪忍せば、—にやれさて浮世と思へども」〈浮・一代女・三〉
夢(ゆめ)に夢(ゆめ)◦見(み)る
夢の中で、また夢を見る。ぼんやりしたさま、はかないさまのたとえにいう。夢のうちに夢を見る。「その句に魂の入らざれば、—◦見るに似たるべし」〈風俗文選・猿蓑序〉
ようしゃばこ【用捨箱】
江戸後期の随筆。3巻。柳亭種彦著。天保12年(1841)刊。51条からなり、主として近世初期の風俗習慣を考証したもの。
よう‐よう【要用】
1 必要なこと。「逗留中、布哇(ハワイ)の風俗に就いては物珍しく云う程の—はないだろう」〈福沢・福翁自伝〉 2 重要な用事。必要な用事。「とりあえず—のみ申し上げます」
よしわら‐すずめ【吉原雀】
吉原の遊郭にしばしば出入りして、その内情に通じている人。 歌舞伎舞踊。長唄。本名題「教草(おしえぐさ)吉原雀」。初世桜田治助作詞、富士田吉治・杵屋作十郎作曲。明和5年(1768)江戸市村座初...
らくちゅうらくがい‐ず【洛中洛外図】
京都市中とその郊外の名所や風俗を俯瞰(ふかん)するように描いた絵画。室町末期から江戸時代にかけて盛行し、六曲一双の屏風(びょうぶ)絵を主として画巻・画帖(がじょう)などもある。