ほう【飽】
[常用漢字] [音]ホウ(ハウ)(漢) [訓]あきる あかす 1 あきるほど食べる。「飽食・飽満」 2 十分に満たされる。「飽和」 [名のり]あき・あきら・あく
ほう‐さ【飽差】
ある気温における空気中の飽和水蒸気圧と、実際に含まれる水蒸気圧との差。水分の乾きやすさの指標となる。
ほう‐しょく【飽食】
[名](スル) 1 あきるほど腹いっぱい食べること。 2 食べたいだけ食べられて、食物に不自由しないこと。日常生活に不自由がないこと。「—の時代」
ほうしょく‐だんい【飽食暖衣】
[名](スル)「暖衣飽食」に同じ。「—して安穏に暮らす」
ほう‐まん【飽満】
[名](スル)《「ぼうまん」とも》あきるほど食べて満腹すること。また、十分に満ち足りていること。飽食。「その人たちが生に—して暮らすのはそれでいい」〈有島・生れ出づる悩み〉
ほう‐わ【飽和】
[名](スル) 1 含みもつことのできる最大限度に達して、それ以上余地のないこと。「—状態の交通事情」「光に—した僕の眼にはそこは真暗に見えた」〈有島・宣言〉 2 ある条件のもとで、ある量が増加...
ほうわ‐えんざん【飽和演算】
コンピューターなどで、演算結果の値が取り扱い可能な最大値を上回ったり、最小値を下回ったりしたとき、演算が飽和した最大値または最小値に留めておく手法。DSPによる画像処理や音声処理などの演算で用い...
ほうわ‐かごうぶつ【飽和化合物】
分子内の炭素原子間に二重結合や三重結合を含まず、すべて単結合からなり、炭素の原子価が満たされている有機化合物。メタン系炭化水素など。
ほうわこうごうせい‐そくど【飽和光合成速度】
植物の光合成において、光の強度が上がると光合成速度が速くなるが、ある強度以上では飽和状態に達し、それ以上速くはならない。その光合成速度のこと。また、このときの光の強度を光飽和点という。
ほうわ‐しぼうさん【飽和脂肪酸】
炭素間の結合に二重結合を含まない脂肪酸。酢酸・パルミチン酸・ステアリン酸など。 [補説]摂取量が多すぎると、LDLコレステロールが増加し、心筋梗塞や糖尿病のリスクが高まると考えられている。また、...