かき‐くび【掻き首】
首をかき切ること。また、その首。「おさへて—にぞしてんげる」〈平治・中〉
かき‐くび【欠(き)首】
擬宝珠(ぎぼし)の宝珠の下のくびれている部分。刳(く)り形の一。
かく‐しゅ【馘首】
[名](スル)《首を切る意から》雇い主が使用人を辞めさせること。解雇。免職。「会社では、その男を—しようとして」〈葉山・海に生くる人々〉
かく‐しゅ【鶴首】
[名](スル)《鶴のように首を長くのばす意から》物事や時日のやってくるのを今か今かと待ちわびること。「—して吉報を待つ」
かしら【頭】
[名] 1 人間や動物の首から上の部分。あたま。こうべ。「尾—つき」「—、右」「—に霜を置く」 2 髪の毛。頭髪。「—を剃(そ)る」 3 物のいちばん上、または先の部分。先端。「八歳を—に三人...
かせ‐くび【悴首】
やせた首。細首。「言ふに甲斐なき此高家が—」〈浄・女楠〉
かぶと‐くび【兜首】
兜をかぶった、身分のある武将の首。 [補説]書名別項。→兜首
かぶとくび【兜首】
大池唯雄の短編小説。昭和13年(1938)発表。同年、「秋田口の兄弟」とあわせ第8回直木賞受賞。
かま‐くび【鎌首】
鎌のように湾曲した首の格好。蛇・カマキリなどが頭を持ち上げたさまにいう。「—をもたげる」
かも‐の‐いれくび【鴨の入れ首】
相撲で、正対した相手の首を上から抱え、自分の首を相手の小脇(こわき)に差し入れて組み、からだを反らして倒す技。