たいげん‐みょうおう【大元帥明王】
四天王・八部衆などの諸鬼神を従え、国家を鎮護する夜叉(やしゃ)神。密教で尊信され、像は四面八臂(はっぴ)・六面八臂などあり、怒りの相を表す。阿吒嚩迦(あたばか)。
たい‐しょ【大暑】
1 厳しい暑さ。極暑。酷暑。「記録的な—」 2 二十四節気の一。7月23日ごろ。一年のうちで、最も暑い時期。《季 夏》「念力のゆるめば死ぬる—かな/鬼城」
たい‐じ【退治/対治】
[名](スル) 1 悪いものや害を及ぼすものをうち滅ぼすこと。「ネズミを—する」「鬼—」 2 仏語。煩悩(ぼんのう)や怠惰な心を断つこと。
たい‐な【大儺】
追儺(ついな)で、悪鬼を追い払う役。→追儺
たいふう‐の‐め【台風の目】
1 台風の中心の、風が弱く、雲が切れた区域。台風眼(たいふうがん)。《季 秋》「梯子(はしご)あり—の青空へ/三鬼」 2 激しく動いている物事の中心にあり、それを引き起こす原因となっている人や物...
たか‐おに【高鬼】
鬼ごっこの一。地面よりも高いところにいる間は、鬼につかまらないとするもの。
たち‐しゅう【立(ち)衆】
能・狂言の端役で、数人が同じ役目で一団となって登場するもの。能で軍勢・従者など、狂言で町衆・小鬼など。たちしゅ。
タッグ【tag】
《「タグ」とも》 1 鬼ごっこ。また鬼ごっこでタッチすること。 2 「タッグマッチ」の略。 3 「タッグチーム」の略。「—を組む(=協力する。連携して事に当たる)」
たにこう【谷行】
謡曲。四番目・五番目物。山伏の帥(そつ)の阿闍梨(あじゃり)一行とともに峰入りした松若は、途中風邪にかかって谷行に処せられるが、山伏たちの祈祷(きとう)により伎楽鬼神が現れて蘇生させる。
たね‐まき【種蒔き/種播き】
[名](スル) 1 田や畑に植物の種をまくこと。播種(はしゅ)。種おろし。 2 八十八夜の前後に、稲のもみを苗代にまくこと。《季 春》「—や万古ゆるがず榛名(はるな)山/鬼城」