ひし・ぐ【拉ぐ】
[動ガ五(四)] 1 押しつけてつぶす。「鬼をも—・ぐ怪力」 2 勢いをくじく。頓挫(とんざ)させる。「説諭(ときさと)して女の愚痴を—・ぎ」〈露伴・プラクリチ〉
[動ガ下二]「ひしげる」の...
ひた‐しろ【直白】
[名・形動ナリ]全体に白いこと。また、そのさま。まっしろ。「容姿(かほかたち)鬼の如くして頭は—に」〈宇津保・嵯峨院〉
ひ‐だら【干鱈】
薄塩に漬けて干した鱈。干し鱈。《季 春》「—あぶりてほろほろと酒の酔にゐる/鬼城」
ひと‐おに【人鬼】
鬼のように無慈悲で残忍な人。「出(いで)し都会(みやこ)に—はなくとも」〈一葉・やみ夜〉
ひとりごと【独ごと】
江戸中期の俳論書。2冊。上島鬼貫(おにつら)著。享保3年(1718)刊。上下122段からなり、「まこと」を中心とする文学理念や身辺雑記を述べたもの。
ひ‐の‐たま【火の玉】
1 球状の火のかたまり。特に、夜、墓地などで空中を飛ぶという火のかたまり。鬼火。人魂(ひとだま)。 2 激しく闘志を燃やすようすなどをたとえていう語。「—となって戦う」
ひゃっき‐やぎょう【百鬼夜行】
⇒ひゃっきやこう(百鬼夜行)
ひれ【鰭】
1 魚類や水生哺乳類の遊泳のための器官。魚類では体の正中線上にあって対をなさない背びれ・しりびれ・尾びれと、体側にあって対をなす胸びれ・腹びれがある。 2 日本建築で、懸魚(げぎょ)・鬼板などの...
ひれ‐がわら【鰭瓦】
鬼瓦の、左右下端が広がり、波・雲・渦などを彫刻した部分。足元瓦。
びょう‐き【病鬼】
人にとりついて病気をひき起こすという鬼。また、病気を鬼にたとえていう語。病魔。「—忽ちに去って」〈地蔵菩薩霊験記・一〉