みみ‐ずく【木菟/鴟鵂/角鴟】
フクロウ科の鳥のうち、頭に耳のような羽毛をもつものの総称。オオコノハズクをさすことが多い。《季 冬》「—のほうと追はれて逃げにけり/鬼城」
み‐ゆる・す【見赦す】
[動サ四]とがめずにそのまま見逃す。「鬼なども我をば—・してむ」〈源・夕顔〉
みょう‐かい【冥界】
仏語。 1 死後の世界。あの世。冥途(めいど)。めいかい。 2 六道のうち、地獄・餓鬼・畜生の三悪道。特に、地獄道をさすことが多い。
みょう‐きょう【明鏡】
1 曇りのない鏡。めいきょう。「鬼神に横道(わうだう)を正す—の宝なれ」〈謡・野守〉 2 すぐれた手本。「—ヲテラス」〈日葡〉
みょう‐しゅ【冥衆】
閻魔王(えんまおう)や梵天など、人の目に見えない鬼神や諸天。また、冥界に住むもの、特に、地獄の鬼。
みょう‐てい【妙諦】
すぐれた真理。そのものの真価。神髄。みょうたい。「お金の有り難味の、その本来の—は」〈百閒・百鬼園随筆〉
むかい‐おに【向(か)い鬼】
日本の子供の遊戯で、鬼ごっこの一。二組に分かれて陣を作り、陣と陣との間の鬼につかまらないようにして、相手の陣に入りこむもの。
むぎ‐つき【麦搗き】
「麦打ち」に同じ。《季 夏》「—やむしろまとひの俄雨/鬼貫」
むぎ‐めし【麦飯】
1 米に麦をまぜて炊いた飯。また、麦だけで炊いた飯。むぎいい。ばくはん。《季 夏》「—に痩せもせぬなり古男/鬼城」 2 《吉原の遊女を米(よね)というのに対し、それより劣る意》江戸赤坂溜池周辺の...
むぎ‐ゆ【麦湯】
「麦茶」に同じ。《季 夏》「御仏の目鼻もなくて—かな/鬼城」