むし‐ば・む【虫食む/蝕む】
[動マ五(四)] 1 虫が食って形を損なう。むしくいになる。「—・んだような格子の柱に」〈三重吉・小鳥の巣〉 2 病気などで、からだや精神を少しずつ損なう。「大気汚染が健康を—・む」「心が—・まれる」
むすぼ・れる【結ぼれる】
[動ラ下一][文]むすぼ・る[ラ下二] 1 結ばれて解けにくくなる。「糸の—・れたように」〈中勘助・鳥の物語〉 2 水分などが凝固・凝結する。「夫人の長い睫毛(まつげ)の先に幾粒かの露の玉が—・...
む‐たまがわ【六玉川】
古歌に詠まれた6か所の玉川の総称。→玉川
題材を
にとり、また歌詞に織り込んだ邦楽曲の題名または通称。 ㋐箏曲(そうきょく)。組歌。江戸中期、三橋検校作曲。 ㋑富本節。本名題「草枕露の玉歌和...
むな‐ぐろ【胸黒】
チドリ科の鳥。全長24センチくらい。夏羽は顔・胸・腹にかけて黒くなる。ユーラシア北部で繁殖。オーストラリアへ渡り、日本では春・秋に田などでみられる。あいぐろ。《季 冬》
むな‐げ【胸毛】
1 胸に生える毛。 2 鳥の胸のあたりの羽毛(うもう)。
むむき【肫】
鳥の五臓。ももげ。〈和名抄〉
むらさき‐の【紫の】
[枕] 1 ムラサキの根で染めた色の美しいところから、「にほふ」にかかる。「—にほへる妹を憎くあらば」〈万・二一〉 2 紫色が名高い色であったところから、地名「名高(なたか)」にかかる。「—名高...
むら‐だ・つ【群立つ/叢立つ】
[動タ五(四)] 1 一群になって立っている。群生する。むれだつ。「雑木交りに木深く—・って」〈風葉・青春〉 2 群がって上へあがる。一群をなして飛び立つ。むれだつ。「—・ち急ぐ嵐雲(あらしぐも...
むら‐ちどり【群千鳥】
群がっている千鳥。《季 冬》「暁をまぎれて行くや—/暁台」
むら‐どり【群鳥】
《「むらとり」とも》群がり集まった鳥。