ま【麻】
[常用漢字] [音]マ(慣) [訓]あさ お 〈マ〉 1 草の名。アサ。「麻紙・麻布/大麻・白麻・快刀乱麻」 2 アサに似た草の名を表す語。「亜麻・黄麻(おうま)・胡麻(ごま)・蕁麻(じんま)...
ま‐お【真麻/真苧/苧麻】
カラムシの別名。また、その茎の繊維から製した麻糸。
ま‐そ【真麻】
麻の美称。
マニラ‐あさ【マニラ麻】
バショウ科の多年草。高さ約7メートルに達する。バナナに似るが、葉は幅が狭くて密生してつく。茎は地下茎で、地上のものは葉鞘(ようしょう)が重なり合った偽茎。上が雄花、下が雌花からなる穂をつける。葉...
みだれ‐お【乱れ麻】
もつれた麻糸。「思ひ乱れて—の麻笥(をけ)を無みと」〈万・三二七二〉
むかご‐いらくさ【零余子蕁麻】
イラクサ科の多年草。山地に生え、高さ約60センチ。全体にとげ状の毛がある。葉の付け根にむかごができる。開花は夏。雌雄同株。
むし【苧/枲麻】
植物カラムシのこと。「七夕に今日やかすらむ野辺ごとに乱れ織るなる—の衣も」〈右京大夫集〉
め‐あさ【雌麻】
麻の雌株。⇔雄麻(おあさ)。
メンマ【麺麻】
《(中国語)》中国産の麻竹(まちく)の竹の子をゆで、発酵させてから乾燥した食品。塩蔵品や調味品もある。支那竹(しなちく)。
やぶ‐まお【藪苧麻】
イラクサ科の多年草。山野に生え、高さ約1メートル。葉は卵形で縁に粗いぎざぎざがあり、対生。9月ごろ、葉の付け根から穂を出し、淡緑色の小花の集まりを多数つける。