ひとえ‐まぶた【一重瞼】
上まぶたに横ひだがない、一重のまぶた。
ひとえ‐もの【単物】
1 裏をつけずに仕立てた和服類の総称。特に、裏をつけない長着。初夏から初秋にかけて着る。《季 夏》「地下鉄の青きシートや—/汀女」 2 室町時代、素襖(すおう)の直垂(ひたたれ)をいった語。
ひと‐おもい【一思い】
たった一度の苦しい思い。「刃(やいば)で死ぬるは—」〈浄・天の網島〉
ひとおもい‐に【一思いに】
[副]あれこれ迷わず、一気にそうするさま。思い切って。「いっそ—別れてくれ」
ひと‐おれ【一折れ】
舞や曲のひと区切り。ひとさし。ひとふし。「袖かへす所を、—、気色ばかり舞ひ給へるに」〈源・花宴〉
ひと‐かえり【一返り】
[副] 1 一とおり。一度。「いま—承りとどめてこそ」〈浜松・三〉 2 ひときわ。いっそう。「今—悲しさの数そふ心地し給ひて」〈狭衣・四〉
ひと‐かかえ【一抱え】
両腕で抱えるほどの量、または太さや大きさ。「—の薪(まき)」「—もある幹」
ひと‐かさ【一嵩】
物事の程度の一つの段階。多く副詞的に用いる。ひときわ。「先の男に—まして、仁王を作り損じたる如くなる武者の」〈太平記・一七〉
ひと‐かすみ【一霞】
[名]ひとすじの霞。また、一面の霞。「明石潟(あかしがた)おき行く舟もかつ消えて—なる波の上かな」〈夫木・二〉 [副] 1 程度が深まるさま。ひとしお。「今—心細うあはれにて」〈増鏡・久米の...
ひと‐かせぎ【一稼ぎ】
[名](スル)短期間にまとまった金額を稼ぐこと。「バイトで—する」