いっこう‐いっき【一向一揆】
室町・戦国時代に近畿・北陸・東海地方に起こった一向宗(浄土真宗)門徒の一揆。僧侶、門徒の農民を中心に、名主・地侍が連合して、守護大名・荘園領主と戦った。加賀一揆のように一国を支配したものもあった...
いっこう‐さんぞん【一光三尊】
中尊と両脇侍(きょうじ)の三尊仏が一つの舟形光背を負う仏像の形式。法隆寺金堂釈迦三尊像などにみられる。
いっこう‐しき【一向式】
[形動][文][ナリ]《「しき」は副助詞》まさにその状態そのものであるさま。まったく。まるっきり。「此娘(このこ)はズー体ばかり大くッても—なお懐(ぽっぽ)だもんだから」〈二葉亭・浮雲〉
一行(いっこう)失(しっ)すれば百行(はっこう)ともに傾(かたむ)く
一つでも行いに過ちがあると、今までの多くの善行もすべてだめになる。
いっこう‐しゅう【一向宗】
《一向(ひたすら)に阿弥陀仏を念ずる宗派の意から》浄土真宗。主として他宗派からの呼び名。一向一念宗。門徒宗。
いっこう‐せんじゅ【一向専修】
ひたすら一つの修行、とりわけ念仏に励むこと。
いっこう‐せんねん【一向専念】
ひたすら念仏すること。「ただ一念、仏になるを—といふなり」〈一遍上人語録・下〉
一口(いっこう)に出(い)ずるが如(ごと)し
《「韓非子」内儲説から》大勢の人の言うことが一人の口から出たように同じであること。異口同音。
いっこう‐りょうぜつ【一口両舌】
[名・形動]前に言ったことと、あとで言うこととが違うこと。また、そのさま。二枚舌。「サリトテハ—ナモノヂャ」〈天草本伊曽保・狼と子を持った女〉
いっ‐こく【一刻】
[名] 1 わずかな時間。瞬時。「—を争う」「—も早く」 2 昔の時間で、一時(ひととき)の4分の1。今の約30分間。→刻 [名・形動] 1 頑固でわがままなこと。また、そのさま。「—な老人...