さん‐え【三慧】
《連声(れんじょう)で「さんね」とも》仏語。智慧を修行の順序によって三つに分類したもの。経典の教えを聞いて生じる聞慧(もんえ)、思惟・観察によって得られる思慧(しえ)、禅定を修して得られる修慧(...
さん‐え【三衣】
《連声(れんじょう)で「さんね」とも》僧が着る3種の袈裟(けさ)。僧伽梨(そうぎゃり)(大衣(だいえ)・九条)・鬱多羅僧(うったらそう)(上衣・七条)・安陀会(あんだえ)(中衣・五条)。また、一...
さんえ‐いっぱつ【三衣一鉢】
僧の具備すべき一式の品。三衣と食器の鉢。
さん‐えき【三易】
中国、夏(か)・殷(いん)・周3代の易。夏の連山、殷の帰蔵、周の周易。周易のみ今日に伝わる。
さん‐えきゆう【三益友】
《「論語」季氏から》有益な3種類の友達。すなわち、正直な友、まごころのある友、物知りの友。益者三友。⇔三損友。
さん‐えつ【三越】
越前・越中・越後。
さんえ‐ばこ【三衣匣】
三衣を納める箱。
さんえ‐ぶくろ【三衣袋】
三衣を入れて持ち歩く袋。また、頭陀(ずだ)袋。
さん‐えん【三猿】
三様の姿をした3匹の猿。それぞれ、両手で両眼・両耳・口を覆って、「見ざる・聞かざる・言わざる」の意味を表す。さんざる。→見猿聞か猿言わ猿
さん‐えん【三縁】
仏語。唐の善導の説く、念仏行者と阿弥陀仏との間に結ばれる3種の縁。衆生(しゅじょう)の三業(さんごう)と仏の三業とが不離となる親縁、衆生が仏を見ることを欲すればただちに仏が顕現するようになる近縁...