《Japan Proton Accelerator Research Complex》茨城県東海村にある大強度陽子加速器施設の愛称。大強度陽子ビームを生成する加速器と、その大強度陽子ビームを利用する実験施設からなる研究施設。光速近くまで加速した陽子ビームを標的にぶつけることで中性子・反陽子・K中間子・π中間子などの2次粒子、ニュートリノなどの3次粒子を発生させ、これらの粒子を再びビームとして用い、物質・生命科学の研究、原子核・素粒子物理の研究、核変換技術の研究開発を行う。宇宙の成り立ちの謎の解明や高温超伝導体の開発など、さまざまな分野への応用が期待される。日本原子力研究開発機構(JAEA)と高エネルギー加速器研究機構(KEK)が共同で建設、運営を行う。平成20年(2008)から稼働。