サルバルサン【Salvarsan】
梅毒などの治療薬。砒素(ひそ)化合物で、化学療法剤の最初のもの。現在は使用されない。1910年、エールリヒと秦佐八郎(はたさはちろう)が606番目に試験したところから606号ともいう。商標名。
サルパ【Salpa】
尾索綱サルパ目の原索動物の総称。体は樽(たる)状や円柱状で透明。世代交代を行い、数個連なって鎖状をなす有性個体から単独で浮遊する無性個体を生じる。暖海性のプランクトンで、回遊魚の天然飼料となる。
サルビア【(ラテン)Salvia】
1 シソ科アキギリ属の多年草の総称。約900種が温帯・熱帯に広く分布。薬用・香辛料・観賞用として栽培される種類もある。《季 夏》→セージ 2 シソ科の小低木。日本では一年草。夏から秋に、緋色の唇...
サルピコン【(スペイン)salpicón】
スペイン料理の一。魚介とタマネギなどの野菜を細かく刻んであえたマリネ。
サルベージ【salvage】
1 遭難した船の人命・船体・積み荷などを救助すること。海難救助。また、沈没船の引き揚げ作業。「—船」 2 廃品の再利用。 3 コンピューターで、破損したハードディスクや光ディスクなどからデータを...
サルモネラ‐エンテリティデス【(ラテン)Salmonella enteritidis】
サルモネラ属の細菌の一種。腸炎を起こす菌で、8〜48時間の潜伏期後に、発熱・下痢・腹痛を起こし、死亡例もある。食中毒の原因菌の一つで、卵の汚染率が1万個に1個程度ある。
サルモネラ‐きん【サルモネラ菌】
《サルモネラは、(ラテン)Salmonella》一群の腸内細菌の総称。グラム陰性の桿菌(かんきん)で、多数の鞭毛(べんもう)をもつ。腸チフス菌・パラチフス菌や、多くの食中毒を起こす菌がある。
サルート【salute】
フェンシングで、競技開始前および終了後に審判と相手に対して行う礼のこと。
サルーン【saloon】
1 「サロン(salon)」に同じ。 2 酒場。バー。 3 自動車の型の一。屋根付きの乗用車。セダン。
サレ【Salé】
モロッコ北部の都市。首都ラバトとブーレグレグ川を挟んで北側に位置する。ムワッヒド朝時代の大モスクやマリーン朝時代のムリサ門などがある。名称は古代ローマの植民都市サラ(シェラ)に由来する。