せい‐の‐てつがく【生の哲学】
《(ドイツ)Lebensphilosophie》19世紀後半から20世紀初めにかけて、理性主義・主知主義・実証主義の哲学や唯物論などに反対し、生きている生、体験としての生の直接的把握を目ざしてヨ...
せいふくしゃ【征服者】
《原題、(フランス)Les Conquérants》マルローの小説。1928年、文芸誌「新フランス評論(N.R.F.)」に発表。自らが現地で目撃した初期の中国革命を主題とする作品。
セビリアのりはつし【セビリアの理髪師】
《原題、(フランス)Le Barbier de Séville》ボーマルシェの戯曲。4幕。1775年初演。アルマビバ伯爵の恋の成就のため、伯爵の昔の従僕で今は理髪師のフィガロが、機知に富んだ活...
ぜんそうきょく【前奏曲】
《原題、(フランス)Les préludes》リストの交響詩。ハ長調。1848年作曲。1852年、1853年改訂。フランスロマン派の詩人ラマルティーヌによる「人生は死への前奏曲」であるという大意...
たいかんしき【戴冠式】
《(フランス)Le Couronnement》フランスの劇作家アラバルの戯曲。1966年初演。
《原題、(ドイツ)Krönung》モーツァルトのピアノ協奏曲第26番ニ長調の通称。1788年作...
たにまのゆり【谷間の百合】
《原題、(フランス)Le Lys dans la vallée》バルザックの長編小説。1835年刊。熱烈に求愛する青年貴族フェリックスにひかれながらも、自制して精神的な愛でこたえる伯爵夫人の内面...
たにんのち【他人の血】
《原題、(フランス)Le Sang des autres》ボーボワールの小説。1945年刊。対独レジスタンスを主題とする。1984年、クロード=シャブロル監督により映画化。
タルチュフ【(フランス)Le Tartuffe】
モリエールの戯曲。5幕。1664年初演。にせ信者タルチュフの行動を通じ、宗教の偽善を批判・風刺した喜劇。
だいこうずい【大洪水】
《原題、(フランス)Le Déluge》ル=クレジオの長編小説。1966年刊。万物の死の予感から逃れようとしてさまよう青年の13日間を描く。
だいにのせい【第二の性】
《原題、(フランス)Le Deuxième Sexe》ボーボワールの女性論。2巻。1949年刊。女性を男性主体の社会によって二次的、客体的にされた存在であるととらえ、女性の主体性獲得による解放を...