いい【飯】
米を蒸したり、炊いたりしたもの。麦・粟にもいう。めし。「家にあれば笥(け)に盛る—を草枕旅にしあれば椎(しひ)の葉に盛る」〈万・一四二〉 [補説]古くは米を甑(こしき)で蒸した強飯(こわいい)の...
いろ‐もの【色物】
1 色のついている物。衣服や織物、紙などの、白・黒以外のもの。 2 寄席で、講談・義太夫・落語に対して、彩りとして演じられる漫才・曲芸・奇術・声色(こわいろ)・音曲(おんぎょく)などのこと。 3...
おうむ‐せき【鸚鵡石】
1 「おうむいし1」に同じ。 2 歌舞伎の名せりふを書き抜いた本。役者の声色(こわいろ)の練習用に出版された。おうむいし。 3 人の言ったことを、そのままに真似ていうこと。「先刻桐山から聞いた事...
おそろし・い【恐ろしい】
[形][文]おそろ・し[シク]《動詞「恐る」の形容詞化》 1 危険を感じて、不安である。こわい。「—・い目にあう」「戦争になるのが—・い」「ほめるだけほめて後が—・い」 2 程度がはなはだしい。...
おぞ・い【悍い】
[形][文]おぞ・し[ク] 1 気が強い。強情だ。おぞましい。「うちの后、いと—・く心賢くおはし給ふ」〈宇津保・国譲中〉 2 恐ろしい。こわい。「おどろおどろしく—・きやうなりとて」〈源・蜻蛉〉...
おぞまし・い【悍ましい】
[形][文]おぞま・し[シク] 1 いかにも嫌な感じがする。ぞっとするほど、いとわしい。「口にするのも—・い事件」 2 我(が)が強い。強情だ。「かく—・しくは、いみじき契り深くとも絶えてまた見...
かげ‐しばい【陰芝居】
1 拍子木・どらなどの鳴り物入りで、役者の声色(こわいろ)だけで芝居の一場面を演じる芸。江戸末期、隅田川の納涼船の中で見世物として流行。 2 陰で画策すること。
か‐せい【仮声】
1 つくり声。こわいろ。「明法家の—を習い」〈織田訳・花柳春話〉 2 ⇒ファルセット
かつら‐ぶんじ【桂文治】
[1846〜1911]落語家。6世。江戸の人。名人といわれ、道具・鳴り物・声色(こわいろ)入りの芝居噺(しばいばなし)を大成した。
きょう【強】
[音]キョウ(キャウ)(漢) ゴウ(ガウ)(呉) [訓]つよい つよまる つよめる しいる こわい つとめる しいて したたか あながち [学習漢字]2年 〈キョウ〉 1 力や勢いがある。固く...