そら
[感]注意を促すときなどに発する語。それ。「—行くぞ」「—見ろ」
そら
[副助]副助詞「すら」の音変化。「下品(げぼん)の人—、この太子の形、有様を見ては近づかじ」〈今昔・三・一五〉
そら
[連語]「それは」の音変化。くだけた会話に用いられる。「—そうだ」
そら【空/虚】
[名] 1 頭上はるかに高く広がる空間。天。天空。「東の—が白む」「鳥のように—を飛び回りたい」「—高く舞い上がる」 2 晴雨などの、天空のようす。天候。空模様。「今にも降り出しそうな—」 3...
そら‐あい【空合(い)】
1 空のようす。空模様。「まことに気まぐれな—」〈二葉亭訳・あひゞき〉 2 事の成り行き。情勢。「凄(すさま)じき東亜西欧の—」〈露伴・露団々〉
そ‐らい【徂徠】
[名](スル)行き来すること。往来。「さまざまな幻が、…ひっきりなく—すると」〈芥川・偸盗〉
そらい‐がくは【徂徠学派】
⇒古文辞派(こぶんじは)
そら‐いびき【空鼾】
寝入ったふりをしてかく、いびき。
そら‐いろ【空色】
1 晴れた空のような色。薄い青色。 2 空模様。「—俄かに一変して、黒雲墨の如く渦(うずま)き起こり」〈逍遥・当世書生気質〉
そらいろのたね
中川李枝子の文、大村百合子の絵による絵本作品。昭和39年(1964)、「こどものとも」誌に掲載。昭和42年(1967)に絵本として刊行。アニメ化作品もある。