とう‐り【党利】
政党・党派の利益。「—党略」
とう‐り【桃李】
1 桃とすもも。また、桃の花とすももの花。 2 《唐の劉禹錫(りゅううしゃく)の「満城の桃李春官(しゅんかん)に属(しょく)す」の詩句から》試験官が採用した門下生。自分がとりたてた人材。
とう‐り【統理】
[名](スル)統一しておさめること。「五千万人を—するの時」〈中村訳・西国立志編〉
とうりくてん【唐六典】
中国、唐代の官制・法制について記した書。30巻。唐の玄宗の勅撰。李林甫(りりんぽ)らの注。738年成立。大唐六典。
とう‐りつ【倒立】
[名](スル) 1 逆立つこと。「彼の激浪—すること十丈なる岸頭に」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 足を上にして立つこと。逆立ち。「片手で—する」
とうりつ‐ぞう【倒立像】
凸レンズなどを通して見られる像の上下が、物体の上下と反対になるもの。地上望遠鏡や双眼鏡では、補助レンズやプリズムを組み合わせて正立像が得られるように工夫されている。⇔正立像。
とうりつ‐ふりこ【倒立振(り)子】
棒の上部におもりをつけ、下部を支点として支えた振り子。下部は倒れないようにばねで支える。地震計に利用。
とうり‐てん【忉利天】
《(梵)Trāyastriṃśaの音写》六欲天の第二。須弥山(しゅみせん)の頂に位置し、閻浮提(えんぶだい)の上にある天界。中央の喜見城に帝釈(たいしゃく)天が住み、四方の峰に八天があるので、三...
とうり‐とうりゃく【党利党略】
自分の所属する政党の利益を第一として、そのためにめぐらす策略。「—だけでは選挙に勝てない」
桃李(とうり)もの言(い)わざれども下(した)自(おのずか)ら蹊(みち)を成(な)す
《「史記」李将軍伝賛から》桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる。徳望のある人のもとへは人が自然に集まることのたとえ。