いか‐で【如何で/争で】
[副]《「いかにて」の音変化》 1 疑問を表す。どういうわけで。「今は—この若き人々おとなびさせむ」〈更級〉 2 反語を表す。どうして…か。「朽ちもせぬこの河柱のこらずは昔のあとを—知らまし」〈...
いかに‐し‐て【如何にして】
[連語]《副詞「いかに」+動詞「す」(サ変)の連用形+接続助詞「て」》 1 手段・原因・理由についての疑問を表す。どうやって。「—再興すべきか」 2 願望を表す。どうにかして。何としてでも。「独...
おっ‐つく・ねる
[動ナ下一]どうにか決まりをつける。なんとか片をつける。「俗務を—・ねて、課長の顔色を承けて」〈二葉亭・浮雲〉
親(おや)は無(な)くとも子(こ)は育(そだ)つ
実の親がいなくとも、子はどうにか成長していくものだ。世の中のことはそう心配するほどのこともないというたとえ。
かつ‐がつ【且つ且つ】
[副] 1 不十分ながら成り立つさま。どうにか。ともかく。「やりくりして—家計を維持する」 2 とりあえず。急いで。「—里内裏(さとだいり)つくるべきよし議定あって」〈平家・五〉 3 その時期で...
かろう‐じて【辛うじて】
[副]《「からくして」の音変化》やっとのことで。どうにか。「—終電に間に合う」「年金だけで—生計を立てている」
手(て)が◦出(で)る
1 暴力を振るう。腕力にものをいわせる。「口より先に—◦出る」 2 自分の能力や財力でどうにかなる。「とても—◦出る代物ではない」
どう‐か
[副] 1 心から丁重に頼み込む気持ちを表す。どうぞ。なにとぞ。「頼むから—見逃してくれ」 2 具体的な方法はともかくとして、ある問題の解決を望む気持ちを表す。なんとか。どうにか。「小遣いぐらい...
どうかこうか
どうにか。なんとか。どうにかこうにか。「—食べていける」
どう‐がな
[副]《副詞「どう」+副助詞「がな」から》どうにか。なんとか。「—工合をして孝助に暇(いとま)を出すか」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉