たい‐まい【瑇瑁/玳瑁】
ウミガメ科のカメ。甲長約1メートル。背面の甲は黄褐色に黒褐色の斑紋があり、鱗板(りんばん)は瓦状に重なり合う。口の先端はくちばし状。熱帯・亜熱帯の海洋に分布。甲は鼈甲(べっこう)として装飾品の材...
べっこう‐ばち【鼈甲蜂】
1 膜翅(まくし)目ベッコウバチ科の昆虫。体長約2.5センチ、体は黒色で頭と胸に黄褐色の紋があり、翅は黄褐色。雌はコガネグモなどを狩る。 2 膜翅目ベッコウバチ科の昆虫の総称。体は黒色に赤褐色や...
アルー‐しょとう【アルー諸島】
《Kepulauan Aru》インドネシア東部、アラフラ海に浮かぶ諸島。ニューギニア島とオーストラリアの間に位置する。主島タナブサール島をはじめ、トランガン島、コブロール島、コバ島など約90もの...
わ‐ごん【和琴/倭琴】
日本の弦楽器の一。神楽・東遊(あずまあそ)びなど、雅楽の日本古来の歌舞に用いる6弦の琴。多くは桐(きり)製で、長さ約190センチ。柱(じ)はカエデの枝をそのまま用いる。右手に持った琴軋(ことさき...
しゃみせん‐ごま【三味線駒】
三味線の弦と胴皮の間に挟んで、弦の振動を胴皮に伝えるもの。水牛の角や象牙・べっこうなどで作る。
たいひ‐さん【玳皮盞/玳玻盞】
《「玳皮」は玳瑁(たいまい)の甲羅(鼈甲(べっこう))の意》中国江西省吉州窯で宋代から元代にかけて作られた天目(てんもく)茶碗。釉(うわぐすり)の調子が鼈甲に似ることに由来する、日本での呼称。鼈...
こう‐がい【笄】
《「かみかき(髪掻)」の音変化》 1 髪をかき上げるのに使った、箸(はし)に似た細長い道具。銀・象牙などで作る。 2 女性の髷(まげ)に横に挿して飾りとする道具。金・銀・水晶・瑪瑙(めのう)・鼈...
さし‐ぐし【挿し櫛】
女性が髪の飾りとして挿す櫛。象牙・べっこうなどで作るのは江戸時代以後。
くし【櫛/梳】
《「串(くし)」と同語源》髪の毛をすいたり、髪に挿して飾りに使ったりする道具。黄楊(つげ)・竹・鼈甲(べっこう)・合成樹脂などで作る。「髪に—を入れる」
ちゃ‐しゃく【茶杓】
抹茶をすくう細長いさじ。主として竹製であるが、象牙(ぞうげ)・塗り物・木地・鼈甲(べっこう)・金属製などもある。象牙または竹の節なしを真(しん)、竹製で切止め近くに節のあるものを行(ぎょう)、中...