ぼろ【梵論/暮露】
半僧半俗の物乞いの一種。鎌倉末期に発生。室町時代には尺八を吹いて物を乞う薦僧(こもそう)が現れ、のちの虚無僧(こむそう)はこの流れという。梵論字(ぼろんじ)。梵論梵論(ぼろぼろ)。
ぼろ【襤褸】
《擬態語「ぼろぼろ」から出た語》 1 使い古しの布。ぼろきれ。「—で靴を磨く」 2 着古して破れた衣服。また、つぎだらけの衣服。「—を着る」 3 隠していた都合の悪い点。また、失敗。「—を隠す」...
ぼろ
[接頭]《形容詞「ぼろい」の語幹から》動詞の連用形から変化した名詞に付いて、程度のはなはだしい意を表す。「—儲(もう)け」「—負け」
ぼろ‐あい【襤褸藍】
染料の一。藍染めの古い布を苛性(かせい)ソーダなどを加えて煮沸し、還元してとった藍。
ぼろ・い
[形] 1 元手や労力にくらべて、利益がはなはだ多い。楽で、もうけが多い。「—・い商売」 2 《「ぼろ(襤褸)」の形容詞化》古くなって傷んでいる。ぼろっちい。「—・い車」 [派生]ぼろさ[名]
ぼろいし‐やま【双石山】
宮崎県南東部、宮崎市南部にある山。鵜戸(うど)山地最北端に位置する。標高509メートル。南東部には加江田(かえだ)渓谷が流れ、国指定天然記念物の照葉樹自然林が残されている。県自然休養林にも指定さ...
ぼろ‐いち【襤褸市】
古着・古物を近在の人々が持ち寄って売買する市。
ぼろ‐かす【襤褸滓】
1 ぼろきれやかすのように価値のないもの。 2 さんざんに悪く評価すること。ぼろくそ。「—に言われる」
襤褸(ぼろ)が◦出(で)る
隠していた欠点が現れる。「意外なことから—◦出る」
ぼろ‐きれ【襤褸切れ】
《「ぼろぎれ」とも》ぼろの切れはし。ぼろ。「—のように捨て去る」