よし【止し】
よすこと。やめること。やめ。「小言はもう—にする」
よし【由/因】
《動詞「寄す」の名詞化で、物事と関係づけていくことの意》 1 物事が起こった理由。わけ。また、いわれ。来歴。由緒(ゆいしょ)。「事の—を伝える」「—ありげな寺院」 2 そうするための方法。手段。...
よし【葦/蘆/葭】
植物アシの別名。「悪(あ)し」に通じるのを忌んで、「善(よ)し」にちなんで呼んだもの。
よ‐し【余矢】
1から、ある角の正弦を減じたもの。1−sinAを角Aの余矢という。和算の八線表とよぶ三角関数表にみえる。
よ‐し【余師】
ほかの先生。また、あり余るほどの多くの先生。「経典に—あり」〈染崎延房・近世紀聞〉
よし【縦】
[副]《形容詞「よし」から。「可(よ)し」と仮に許す意》 1 (仮定の表現を伴って)仮に。たとえ。よしんば。万一。「—解った処が仕様の無い話で」〈小杉天外・はやり唄〉 2 満足ではないがやむをえ...
よし
[感] 1 決意するときに発する声。さあ。「—、やるぞ」 2 人に行動を促すときに発する声。さあ。「—、来い」 3 人の行為を承認するときに発する声。「—、その調子だ」
よし
[間助]《間投助詞の「よ」「し」を重ねたもの。上代語》種々の語に付いて、文節末に置かれる。語勢を強め、感動の意を表す。→やし「はしき—我家(わぎへ)の方ゆ雲居立ち来(く)も」〈景行紀・歌謡〉
よし‐あし【善し悪し/良し悪し】
1 よいことと悪いこと。よいか悪いか。ぜんあく。よしわるし。「—を見分ける」「事の—をわきまえない」 2 よいとも悪いともすぐには判断できかねる状態であること。よしわるし。「まじめすぎるのも—だ」
由(よし)有(あ)・り
1 風情がある。趣がある。「古う作りなせる前水(せんずい)木立—・るさまの所なり」〈平家・灌頂〉 2 わけがある。由緒がある。いわれがある。「母北の方なむ、いにしへの人の—・るにて」〈源・桐壺〉