コルク【(オランダ)kurk】
幹の樹皮の外側部分に発達する保護組織の一。軽くて弾力性に富み、熱・電気・音・水などにすぐれた耐性を示すので、栓や防音・保温材などに利用。キルク。
コルク‐か【コルク化】
細胞壁にスベリンなどがたまって厚くなること。
コルク‐がし【コルク樫】
ブナ科の常緑高木。葉は硬く、長楕円形。5月ごろ花をつけ、秋に実を結ぶ。地中海沿岸地方に多く、樹皮の厚いコルク層から良質のコルクがとれる。
コルク‐けいせいそう【コルク形成層】
肥大生長を行う茎や根の皮層内にできる、細胞壁をコルク化する分裂組織。外方にコルク層をつくり出す。
コルク‐そう【コルク層】
コルク形成層でつくられ、細胞壁にスベリンという物質が加わって生じたコルク細胞の集まり。コルク組織。
コルク‐そしき【コルク組織】
⇒コルク層
コルク‐ぞうり【コルク草履】
コルクを台にして、表に布などをつけた草履。
コルク‐ぬき【コルク抜き】
コルクの栓を抜く道具。ふつう先のとがった鉄線を螺旋(らせん)状に装置したもの。