いっ‐こく【一刻】
[名] 1 わずかな時間。瞬時。「—を争う」「—も早く」 2 昔の時間で、一時(ひととき)の4分の1。今の約30分間。→刻 [名・形動] 1 頑固でわがままなこと。また、そのさま。「—な老人...
いっこく‐せんきん【一刻千金】
《蘇軾「春夜詩」の「春宵一刻値千金」から》わずかな時間が千金にも相当するということ。楽しい時や貴重な時が過ぎやすいのを惜しんでいう語。
いっこく‐せんしゅう【一刻千秋】
わずかな時間が非常に長く感じられること。待ちこがれる気持ちにいう。一日千秋。「—の思いで待って居る」〈独歩・泣き笑い〉
いっこく‐もの【一刻者/一国者】
頑固で自分を曲げない人。一徹者。
一刻(いっこく)を争(あらそ)・う
少しの時間も無駄にできず、急がねばならない。急を要する。「事態は—・う」
ひと‐きざみ【一刻み】
1 一回きざむこと。 2 一階級。「いま—の位をだにと贈らせ給ふなりけり」〈源・桐壺〉 3 第一級。第一位。「御前の御遊びなどに、—に選ばるる人々」〈源・若菜下〉