にん‐ぎょう【人形】
1 木や紙、土などで人間の形をまねて作ったもの。古くは信仰の対象であったが、中世以後は愛玩・観賞用として発達。演劇にも用いられる。 2 自分の意志では行動できず、他人のなすがままになっている人の...
にんぎょう‐アニメーション【人形アニメーション】
人形やぬいぐるみを使って制作するストップモーションアニメーション。パペットアニメーション。人形アニメ。
にんぎょう‐おくり【人形送り】
害虫や悪疫の災厄を除くために、わら人形などを村境や川へ送り出す風習。
にんぎょう‐くい【人形食い】
美貌にばかり目をつけて、相手をえり好みすること。また、その人。めんくい。「秋葉さんは—で居らっしゃるから」〈魯庵・社会百面相〉
にんぎょう‐げき【人形劇】
人形遣いが人形を操って演じさせる劇。指で操るギニョール、糸で操るマリオネット、文楽のように一体の人形を何人かの手で操るものなどがある。人形芝居。
にんぎょうさしちとりものちょう【人形佐七捕物帳】
横溝正史の時代小説のシリーズ名。江戸を舞台に、人形佐七の通り名で知られる美男の岡っ引き佐七が、さまざまな事件を解決していく娯楽作品。シリーズ第1作の「羽子板娘」は昭和13年(1938)「講談雑誌...
にんぎょう‐ざん【人形山】
富山県南西部、南砺(なんと)市と岐阜県大野郡白川村との県境にある山。標高1726メートル。信仰の山で、白山(はくさん)を開山した泰澄大師が開いたと伝えられる。名の由来は残雪の形が人の姿に似ている...
にんぎょう‐しばい【人形芝居】
人形劇。操り芝居。
にんぎょう‐じたて【人形仕立て】
《人形に着せる着物の仕立て方に似ているところから》 1 和服で、脇の下をあけたまま袖をつける仕立て方。 2 「比翼(ひよく)仕立て」に同じ。
にんぎょう‐じょうるり【人形浄瑠璃】
日本の古典芸能の一。三味線伴奏の浄瑠璃に合わせて、人形を遣う人形劇。慶長(1596〜1615)ごろ発生。貞享年間(1684〜1688)作者の近松門左衛門と太夫の竹本義太夫が提携して成功を収めて以...