もち‐て【以て】
[連語]《動詞「も(持)つ」の連用形+接続助詞「て」。「をもちて」の形でも用いられる》道具・方法・材料などを表す。…でもって。「人見ずは我が袖—隠さむを焼けつつかあらむ着ずて来にけり」〈万・二六九〉
もっ‐て【以て】
[連語]《「も(持)ちて」の音変化》 1 (多く「…をもって」の形で格助詞のように用いて) ㋐手段・方法を示す。「誠意を—交渉に当たる」「書面を—申し入れる」「好意を—迎えられる」 ㋑原因・理...
も‐て【以て】
[連語]《「も(持)ちて」の音変化》 1 手段・材料を表す。…によって。…で。「我妹子(わぎもこ)が形見の衣なかりせば何物—か命継がまし」〈万・三七三三〉 2 語調を強めるのに用いる。 →もっ...