いちにん‐とうせん【一人当千】
《「いちにんとうぜん」とも》一人で多勢にあたるほどの力があること。一騎当千。「聞えたる—の剛の者あり」〈義経記・三〉
いちねん‐さんぜん【一念三千】
天台宗の教旨で、日常の人の心の中には、全宇宙の一切の事象が備わっているということ。
いっき‐とうせん【一騎当千】
《古くは「いっきとうぜん」》一人で多勢の敵に対抗できるほど強いこと。勇士の形容。一人(いちにん)当千。「—の兵(つわもの)」 [補説]室町時代には、「一人当千(とうぜん)」と並べ用いられたが、後...
うみせん‐かわせん【海千河千】
「海千山千」に同じ。
うみせん‐やません【海千山千】
《海に千年、山に千年すんだ蛇(じゃ)は竜(りゅう)になるという言い伝えから》世間の経験を多く積み、物事の裏表を知り抜いていて悪賢いこと。また、そのような人。したたか者。海に千年山に千年。海千河千...
さん‐ぜん【三千】
1 千の3倍の数。 2 非常に数の多いことを表す語。
せん【千/阡/仟】
100の10倍。10の3乗。また、数の多いことにもいう。 [補説]証書などに金額を記すときに「阡」「仟」を用いる。
せん【千】
姓氏の一。 茶道の家元の名。 [補説]「千」姓の人物千少庵(せんしょうあん)千宗易(せんそうえき)千宗左(せんそうさ)千宗室(せんそうしつ)千宗旦(せんそうたん)千道安(せんどうあん)千利休...
せん【千】
[音]セン(呉)(漢) [訓]ち [学習漢字]1年 〈セン〉 1 数の名。百の十倍。「千人・千両箱/数千・一騎当千・海千山千(うみせんやません)」 2 数の多いこと。「千言・千秋・千客万来・千...
ち【千】
100の10倍。せん。また、他の語に付いて複合語をつくり、数の多いことを表す。「—歳(とせ)」「—万(よろず)」「百(もも)に—に人は言ふとも月草の」〈万・三〇五九〉