ち‐どり【千鳥/鵆】
1 チドリ目チドリ科の鳥の総称。約60種が南極を除く世界中に分布。くちばしは短く、足の指はふつう3本。海岸や河原で、少し歩いては地をつついてえさをとる。イルカチドリ・シロチドリ・ケリ・コチドリな...
ちどり【千鳥】
狂言。太郎冠者が、千鳥を捕らえるまねや津島祭の話などをして酒屋の亭主の目をごまかし、酒樽(さかだる)を取って逃げる。 鈴木三重吉の処女小説。明治39年(1906)「ホトトギス」誌に発表した短...
ちどり‐あし【千鳥足】
1 千鳥の歩くように、足を左右に踏み違えて歩くこと。特に、酒に酔ってふらふらと歩くこと。また、その足つき。「—で帰る」 2 馬の足並みが千鳥の飛ぶ姿のようであること。一説に、その馬の足並みの音が...
ちどり‐かがり【千鳥縢り】
「千鳥掛け1」に同じ。
ちどり‐がけ【千鳥掛(け)】
1 糸を斜めに交差させるかがり方。ほつれるのを防ぐために布の端に用いる。 2 紐(ひも)・糸などを斜めに打ち違えること。左・右と交互にすること。
ちどり‐が‐ふち【千鳥ヶ淵】
東京都千代田区、皇居北西側にある旧江戸城内堀の一部。戦没者墓苑がある。桜の名所。
ちどりがふち‐せんぼつしゃぼえん【千鳥ヶ淵戦没者墓苑】
日中戦争・太平洋戦争時に海外で戦死した軍人・軍属・一般邦人の遺骨を埋葬した国立の墓地公園。遺族に引き渡すことができなかった約36万柱の遺骨が納められている。昭和34年(1959)建設。皇居北西部...
ちどり‐ごうし【千鳥格子】
千鳥が連なって飛んでいるように見える形の格子柄。ハウンドツース。
ちどり‐そう【千鳥草】
ラン科の多年草。中部以北の高山に自生し、高さ30〜50センチ。根は厚く手のひら状に分かれている。葉は広い線形。夏、淡赤紫色の花を穂状につける。てがたちどり。《季 夏》
ちどり‐の‐き【千鳥の木】
ムクロジ科の落葉小高木。山地に自生。葉は長楕円形で先が細くとがる。雌雄異株。4月ごろ開花し、翼をもつ実を結ぶ。やましばかえで。