あて‐あて【当て当て/宛宛】
それぞれに割り当てること。分担。「由ある受領などをえりて、—に催し給ふ」〈源・澪標〉
いと‐いん【糸印】
室町時代、明から輸入した生糸の荷に添えて送られてきた鋳銅製の印章。斤量を検査し、これで押印した受領証書を送り返した。形は方形・円形・五角形などがあり、つまみは人物や動物の形をしている。形状・字体...
うけ‐しょ【請(け)書】
1 依頼などに対して承知した旨を書いて相手に差し出す文書。承諾書。うけがき。 2 確実に受け取ったという証明書。受領書。
えせ‐ずりょう【似非受領】
とるにたりない下級の受領。「何とも見入れ給ふまじき—のむすめなどさへ」〈源・葵〉
おう‐なつ【押捺】
[名](スル)判などを押すこと。捺印。押印。「受領書に—する」
おさめ‐ふだ【納め札】
1 年末にその年に受けたお札を社寺に納めること。《季 冬》 2 ⇒のうさつ(納札) 3 江戸幕府の金蔵に納めた金、または米蔵に納めた米に対して、金奉行・蔵奉行が発行した受領書。
おとな‐だ・つ【大人立つ】
[動タ四]大人びて見える。年配に見える。「受領(ずりゃう)など—・ちぬるも、ふくらかなるぞよき」〈枕・五八〉
かいやく‐てつけ【解約手付(け)】
売買・請負などで、契約の両当事者に解除権を留保させておくための手付け。手付けの交付者はこれを放棄することで、受領者はその倍額を返還することで、契約を解除できる。
かずけ‐もの【被け物】
《「かつげもの」とも》 1 目下の者の功績や労苦に対して与える贈り物。衣服などが多い。受領者の肩に掛けて与えたところからいう。禄(ろく)。纏頭(てんとう)。 2 芸人などの技を賞して、祝儀として...
かん‐と【官途】
《古くは「かんど」》 1 官吏の職務、または地位。官職。 2 鎌倉時代、受領(ずりょう)に対して、京官の称。