あき‐の‐くれ【秋の暮れ】
1 秋の夕暮れ。秋の夕べ。《季 秋》「枯枝に烏のとまりたるや—/芭蕉」 2 秋の末ごろ。晩秋。
あけ‐くれ【明け暮れ】
[名](スル) 1 夜明けと夕暮れ。朝と晩。 2 あることに絶えず専念すること。「勉強に—する」 3 (副詞的に用いて)明けても暮れても。いつも。しょっちゅう。「—物思いに沈む」
あわれ【哀れ】
[名]しみじみ心に染みる感動、また、そのような感情を表す。 1 (「憐れ」とも書く)強い心の動き。特に悲哀・哀憐の感情。不憫(ふびん)と思う気持ち。「人々の—を誘った」「—をかける」「そぞろ—...
いり‐あい【入相】
1 日が山の端に入るころ。日の暮れるころ。たそがれ時。夕暮れ。「—の座敷に電灯の点(つ)いた時」〈鏡花・眉かくしの霊〉 2 「入相の鐘」の略。
うす‐ぐれ【薄暮れ】
夕方、薄暗くなる時分。薄暮(はくぼ)。夕暮れ。
うず・む【埋む】
[動マ五(四)] 1 うずめる。うめる。「(煙草盆ニ)火が—・んであって」〈梶井・城のある町にて〉 「山はくづれて河を—・み」〈方丈記〉 2 気をめいらせる。物思いに沈ませる。「思ひやるながめ...
うそ‐さむ・い【うそ寒い】
[形][文]うそさむ・し[ク] 1 なんとなく寒い感じである。うすら寒い。うす寒い。「—・い秋の夕暮れ」 2 心が冷え冷えとするさま。心が寒気を感じるさま。うすら寒い。うす寒い。「灰白色の揺動く...
うち‐なびく【打ち靡く】
[枕]茂った春の草木がなびく意から、「草」「春」にかかる。「—草香(くさか)の山を夕暮れに」〈万・一四二八〉
うわ‐かぜ【上風】
草木などの上を吹きわたる風。「時雨うちして荻の—もただならぬ夕暮れに」〈源・少女〉
おお‐みや【大宮】
1 ㋐神の御座所。神社。「今年—および大寺をつくらしむ」〈舒明紀〉 ㋑天皇の御所。皇居。「天皇(すめろき)の神の尊の—はここと聞けども」〈万・二九〉 2 《「おお」は年をとった人、「みや」は身分...