アイス【ice/(ドイツ)Eis】
1 氷。 2 氷で冷やすこと。また、冷やしたもの。⇔ホット。 3 「アイスクリーム」「アイスキャンデー」の略。 4 《アイスクリームの訳語「氷菓子」と同音であるところから》高利貸しのこと。明治時...
あい‐ぜん【靄然/藹然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 雲・霞(かすみ)などがたなびいたり、もやが立ちこめるさま。「—たる暁霞(ぎょうか)」 2 気分などが穏やかでやわらいださま。「掻(かき)乱されし胸の内は—とし...
あくが・れる【憧れる】
[動ラ下一][文]あくが・る[ラ下二]《本来は、あるべき所から離れる意》 1 いる所を離れてふらふらさまよう。「自分の魂が—・れ出して、…水の面を高く低く、揺られて行く」〈谷崎・細雪〉 2 物事...
あだ【徒】
[形動][文][ナリ] 1 実を結ばずむなしいさま。無益なさま。むだ。「せっかくの好意が—になる」 2 浮ついたさま。不誠実で浮気っぽいさま。「—なる恋にはあらで、女夫(めおと)の契を望みしなり...
いい‐じょう【言(い)条/言(い)状】
1 言いたい事柄。言い分。「自分の—ばかり通そうとして」〈紅葉・金色夜叉〉 2 (「…と」「…とは」を受けて)…とは言うものの。…とは言いながら。「邸うちとは—距離のある森つづきの小径(こみち)...
いきかわり‐しにかわり【生き替(わ)り死に替(わ)り】
[連語]何度も生まれかわって。死んでは、また生き返って。「私は—して七生まで貫一さんを怨みますよ」〈紅葉・金色夜叉〉
いごか・す【動かす】
[動サ五(四)]「うごかす」の音変化。「余り体を—・さないから、その所為かも知れません」〈紅葉・金色夜叉〉
い‐ぜん【怡然】
[ト・タル][文][形動タリ]喜び、楽しむさま。「君は—として楽んで居る乎(か)」〈紅葉・金色夜叉〉
いっ‐こう【一口】
1 一つの口。同じ口。また、一人の人。いっく。 2 刀剣や口のあいている器物の一つ。「蝋塗の晃(きら)めく—の短刀なり」〈紅葉・金色夜叉〉 3 同じように口をそろえて言うこと。「お家の柱をかぶり...
いり‐ほが【入り穿】
[名・形動ナリ] 1 和歌・俳諧などで、あまり技巧を加えすぎて味わいをそこなうこと。「初めの五文字いま少し—なるべし」〈ささめごと〉 2 詮索しすぎて真実から外れること。うがちすぎ。「其の臆測の...