おう【奥〔奧〕】
[常用漢字] [音]オウ(アウ)(呉)(漢) [訓]おく 〈オウ〉 1 おくまった場所。「胸奥・堂奥・内奥」 2 意味が深い。おく深い。「奥義(おうぎ・おくぎ)/蘊奥(うんおう・うんのう)・深...
おもて‐しょいん【表書院】
家の表のほうにある書院造りの座敷。⇔奥書院。
かいせん‐しきもく【廻船式目】
日本最古の海商法規と目されているもの。海上運送に関して、船の使用や事故の際の処置の方法などを規定。貞応2年(1223)北条義時制定の旨の奥書があるが、実際には室町末期に瀬戸内海の海賊衆の間で慣習...
きわめ‐がき【極(め)書(き)】
刀剣・書画・古道具などの鑑定書。箱書き、極め札、巻末の奥書きなど、いろいろな形式がある。
けいあん‐の‐おふれがき【慶安御触書】
慶安2年(1649)江戸幕府が公布した触れ書き。全32か条と奥書よりなる。年貢の確保をめざし、農民統治のため日常生活をこまかく規制したもの。
こう‐じょ【後序】
著作者が、著書の末尾に書き添える文章。奥書(おくがき)。跋(ばつ)。
しょ‐いん【書院】
《中国で、昔、講学所のこと》 1 ⇒付(つけ)書院 2 書斎。もとは寺院の僧侶の私室をいい、室町時代以降、武家・公家の邸の居間兼書斎の称となった。 3 書院造りにした座敷。武家では儀式や接客に用...
もうこしゅうらいえことば【蒙古襲来絵詞】
鎌倉後期の絵巻。2巻。奥書に永仁元年(1293)の年紀が残り、このころの作とされる。文永・弘安の役に参加した肥後の武士竹崎季長(たけざきすえなが)が、みずからの戦功を中心に描かせたもの。描写は正...