ご‐らん【御覧】
「見ること」の尊敬語。「—のとおりです」 「御覧なさい」の略。 1 「御覧なさい1」に同じ。「—、あの山を」 2 (動詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて、補助動詞的に用いる)「御覧...
ごらん・ず【御覧ず】
[動サ変]「見る」の尊敬語。「見給う」に比べ、敬意が強い。 1 ご覧になる。ご覧じる。「昔も—・ぜし道とは見給へつつ」〈かげろふ・中〉 2 世話をなさる。「年比も—・じて久しくなりぬ」〈堤・由無...
ごらんぜ◦さす【御覧ぜさす】
[連語]《動詞「ごらんず」の未然形+使役の助動詞「さす」。ご覧になるようにさせるの意》ご覧に入れる。お目にかける。「御文もいかでか—◦させ侍らむとすらむ」〈落窪・一〉
ごらんぜ◦らる【御覧ぜらる】
[連語]《動詞「ごらんず」の未然形+尊敬の助動詞「らる」》「見る」の尊敬語。ご覧になる。「主上は御涙にくもりつつ、月の光もおぼろにぞ—◦られける」〈平家・六〉 [補説]古くは、受け身・可能・自発...
ごらん‐なさい【御覧なさい】
《「ごらんなさる」の命令形》 1 「見なさい」の尊敬語・丁寧語。「お手本を、よく—」 2 自分の予想が当たったときに得意になってその結果をさし示す語。「—、私の忠告したとおりになったでしょう」 ...
ごらん‐なさ・る【御覧なさる】
[動ラ五(四)]「見る」の尊敬語。「—・ったら、次にお回しください」
御覧(ごらん)に入(い)・れる
「見せる」の謙譲語。見せる相手を敬っていう。お見せする。「ご満足の行く演技を—・れましょう」
御覧(ごらん)にな・る
1 「見る」の尊敬語。「展覧会を—・りましたか」 2 動詞の連用形に助詞「て」の付いた形について、補助動詞的に用いる。「…てみる」の尊敬語。「ぜひ、試して—・るといいですよ」
ごろう・じる【御覧じる】
[動ザ上一]《「ごろう(御覧)ず」(サ変)の上一段化》 1 「ごろうず1」に同じ。「細工は流流、仕上げを—・じろ」「玄宗の此を—・じてなをなをひさうさしむたぞ」〈玉塵抄・二〇〉 2 (補助動詞)...
ごろう・ず【御覧ず】
[動サ変]《「ごらんず」の音変化》 1 「見る」の尊敬語。ごらんになる。ごろうじる。「帝王コレヲ—・ゼラレテ大キニ驚カセラルル体デ」〈天草本伊曽保・ネテナボ帝王イソポに御不審〉 2 (補助動詞)...