かい‐らく【快楽】
心地よく楽しいこと。官能的な欲望の満足によって生じる、快い感情。けらく。「—をむさぼる」 [補説]書名別項。→快楽
かろ‐がろ【軽軽】
[副]「かるがる」に同じ。「綿入(わたいれ)一枚の出で立ちさえ—とした快い感じを添える」〈漱石・趣味の遺伝〉
かん【坎】
1 穴。くぼみ。「—の火っ気が、快い温みを漂わせていた」〈芥川・将軍〉 2 易の八卦(はっけ)の一。で表す。水にかたどり、方位では北に配する。
かん‐み【甘味】
1 あまい味。また、あまい食物。あまみ。「—を好む」 2 うまい味。また、おいしい食物。 3 物事の快い味わい。面白み。「云難き—を含む誘惑の音楽」〈荷風・あめりか物語〉
がく【楽】
1 楽器を用いた快い音曲。音楽。「妙(たえ)なる—の音(ね)」 2 特に、雅楽。 3 能の舞事(まいごと)の一。舞楽の感じを表す、ゆったりとした異国風の舞。唐人・仙人などが舞う。また、笛を主にし...
くん‐ぜん【醺然】
[ト・タル][文][形動タリ]酒に酔って快いさま。「安酒に—としている私を嘲笑(あざわら)っているのではない」〈井伏・夜ふけと梅の花〉
くん‐ぷう【薫風】
初夏、新緑の間を吹いてくる快い風。《季 夏》「—やいと大いなる岩一つ/万太郎」
こう‐ふう【好風】
1 よい景色。「松島は扶桑第一の—にして」〈奥の細道〉 2 快い風。
ここち‐よ・い【心地好い】
[形][文]ここちよ・し[ク]気持ちがよい。気分がさわやかである。快い。「—・い朝の空気」
さわ‐やか【爽やか】
[形動][文][ナリ]《歴史的仮名遣いは「さわやか」とも》 1 気分が晴れ晴れとして快いさま。さっぱりとして気持ちがよいさま。「朝の—な空気」「—な人柄」《季 秋》「—に日のさしそむる山路かな/...