お‐しき【折敷】
檜(ひのき)のへぎで作った縁つきの盆。多く方形で、食器などをのせる。足打ち折敷・平折敷・隅(すみ)の折敷・傍(そば)折敷などがある。
おり【折(り)】
[名] 1 折ること。また、折ったもの。「線にそって—をつける」「九十九(つづら)—の坂」 2 薄い木の板などで浅く箱型に作った容器。料理や菓子などを詰める。折り箱。また、それに食べ物を詰めた...
おり‐あい【折(り)合い】
1 折り合うこと。譲り合って解決すること。「大筋での—がつく」 2 人と人との関係。仲。「お姑(しゅうと)さんとの—が悪い」 3 連句で、長句の止めと短句の止めとの「てには」が同じになること。避...
おり‐あ・う【折(り)合う】
[動ワ五(ハ四)]意見などが対立する場合に、互いに譲り合って解決する。妥協する。おれあう。「値段が—・う」
おり‐あげ【折(り)上げ】
建築で、天井の中央部をまわりより高くした構造。回り縁から支輪を立てて湾曲した面を作り、天井の中央平面を高くする。また、その曲面。
おりあげ‐てんじょう【折(り)上げ天井】
折り上げにした天井。
おり‐あ・し【折悪し】
[形シク]時機が悪い。あいにくである。「院の御忌みさしあひて、いと—・しくて、なに事の栄(は)えもなし」〈夜の寝覚・五〉
おり‐あしく【折悪しく】
[副]《形容詞「おりあし」の連用形から》時機が悪いことに。あいにく。「訪問した相手は—不在だった」⇔折好(よ)く。
おりいっ‐て【折(り)入って】
[副]深く心を込めて。特別に。ぜひとも。「—お願いしたいことがあります」
おり‐い・る【折り入る】
[動ラ四]特別に心を込めて行う。→折り入って「ちと—・りまして御相談申したい義がござりまして」〈滑・八笑人・四〉 [動ラ下二]特定の言葉や事柄を歌などに詠み込む。「萩の花を—・れ、当座によむ...