かいらぎ【鰄/梅花皮】
1 サメ類の背の中央部分の皮。硬い粒状の梅花の形をした突起があり、刀剣の鞘(さや)・柄(つか)などの装飾に用いる。また、その皮で装飾された刀。さめかわ。 2 茶碗などの釉(うわぐすり)が焼成不十...
ばい‐か【梅花】
1 梅の花。梅。 2 「梅花の油」の略。 3 「梅花方(ほう)」の略。「—はなやかに…めづらしき薫り加はれり」〈源・梅枝〉
ばいか‐あまちゃ【梅花甘茶】
アジサイ科の落葉低木。本州中部以西の山地に自生。葉は長楕円形で先が長くとがる。夏、白い4弁花を開き、外側のものは萼(がく)の癒合した楯状の装飾花となる。
ばいか‐うつぎ【梅花空木】
アジサイ科の落葉低木。本州・四国・九州の山地に自生。葉は楕円形で先がとがる。6、7月ごろ、白い4弁花を開く。
ばいか‐おうれん【梅花黄蓮/梅花黄連】
キンポウゲ科の多年草。日陰の山地に生え、高さ8センチくらい。葉は地下茎から束になって出て、長い柄をもち、5枚の小葉からなる。春、白い花を開く。五加葉(ごかよう)黄蓮。
ばいか‐こう【梅花香】
1 練り香の一種。梅の花の香りに似せてつくったもの。 2 「ばいかのあぶら」に同じ。「—の光鏡にかがやき前髪のなだれ両の耳にふりわけ」〈浮・御前義経記・一〉
ばいか‐じょしだいがく【梅花女子大学】
大阪府茨木市にある私立大学。明治11年(1878)創立の梅花女学校を源流として、昭和39年(1964)に開学した。
ばいか‐つつじ【梅花躑躅】
ツツジ科の落葉低木。本州以西の山地に自生。葉は楕円形。初夏、葉の下に紫色の斑点のある白い花を開く。
ばいか‐の‐あぶら【梅花の油】
梅の花の香りに似せた水油。梅花香。「解櫛(ときぐし)に、色香もみこむ—」〈浄・油地獄〉
ばいか‐ほう【梅花方】
梅の花の香りのする薫物(たきもの)。沈香(じんこう)・甲香・白檀香(びゃくだんこう)・丁子香(ちょうじこう)・麝香(じゃこう)などを練り合わせて製する。