煽(あお)りを食(く)・う
1 強い風の衝撃をまともに身に受ける。 2 まわりの状況の変化で思わぬ災難や影響を受ける。「不況の—・う」
あく‐じ【悪事】
1 道徳や法律などに背いた行為。悪い行い。「—を働く」「—が露見する」 2 わが身に降りかかる、災い。災難。「—が重なる」
いち‐なん【一難】
一つの災難。一つの危険。
一難(いちなん)去(さ)ってまた一難(いちなん)
一つの災難が過ぎてほっとする間もなく、また次の災難が起きること。
犬(いぬ)も歩(ある)けば棒(ぼう)に当(あ)たる
1 何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多いというたとえ。 2 出歩けば思わぬ幸運に出会うことのたとえ。
魚(うお)の釜中(ふちゅう)に遊(あそ)ぶが如(ごと)し
《「後漢書」張綱伝から》魚が煮られるのも知らずに釜(かま)の中で泳いでいるように、災難が迫っているのも知らずにのんきにかまえていることのたとえ。
うち‐かさな・る【打(ち)重なる】
[動ラ五(四)] 1 重なり合う。折り重なる。「人々が—・るようにして倒れた」 2 同じような事が繰り返し起こる。「—・る災難」
えんしょう‐せん【厭勝銭】
縁起のよい語句や図を鋳出し、災難よけや幸運を願った、まじない用の銭の形をしたお守り。中国では漢から六朝時代にかけて流行し、日本では、室町時代から江戸時代にかけて行われた。
おう‐か【横禍】
思いがけない災難。
おう‐か【殃禍】
わざわい。災難。「豈(あに)水火を恐れ、—を憚(はばか)らんや」〈東海散士・佳人之奇遇〉