猪牙（ちょき）とは？意味・読み方・使い方

ブックマークへ登録

ちょき【^×猪^▽牙】
の解説

《語源は、諸説あるが未詳》「猪牙舟」の略。

出典：デジタル大辞泉（小学館）

猪牙の慣用句・熟語(2)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

ちょきがかり【猪牙掛（か）り】

［名・形動］猪牙舟のように威勢のよいこと。勢いにまかせて物事を行うこと。また、そのさま。「戻りましたらすぐさし上げますっていうような酷 (ひど) く—なことをいうから」〈万太郎・末枯〉
ちょきぶね【猪牙舟】

江戸時代、屋根のない舳先 (へさき) のとがった細長い形の小舟。江戸市中の河川で使われ、特に、浅草山谷 (さんや) にあった新吉原へ通う遊客に多く用いられた。山谷舟。

猪牙の前後の言葉

猪牙の例文(4)

出典：青空文庫

･･･桟橋に、岸の青蘆に、猪牙船の船腹にものういささやきをくり返し･･･芥川竜之介「大川の水」
･･･まだ月の出ない中に、猪牙舟で大川へ漕ぎ出しました。「あの頃の大川･･･芥川竜之介「開化の良人」
･･･芝居見物に行くには、猪牙船に重詰の食事まで用意して、堀割から堀割･･･永井荷風「銀座」

もっと調べる

新着ワード

goo辞書とは

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典（国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など）と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。