アイティア【(ギリシャ)Aitia】
紀元前4世紀ごろのギリシャの詩人・学者、カリマコスの著作。各地の祭礼や習俗の由来を歌った詩集で、断片が残存。別邦題「縁起詩集」。
あか‐べこ【赤べこ】
《「べこ」は東北方言で牛の意》福島県会津若松市でつくられる郷土玩具。赤く塗った張り子の首振り牛。疱瘡(ほうそう)除けや子育ての縁起物。
あく‐そう【悪相】
1 恐ろしくて気味の悪い顔つき。醜い人相。 2 不吉な兆し。縁起の悪い現象。「天より悪事の物降り、様々の—を現ず」〈今昔・一・一三〉
あさ‐えびす【朝恵比須】
1 恵比須神社に朝参りすること。 2 商家で、早朝の客を恵比須神に見立てて、その日の縁起を祝っていう語。
あせ・る【焦る】
[動ラ五(四)] 1 早くしなければならないと思っていらだつ。気をもむ。落ち着きを失う。気がせく。「勝負を—・る」「—・ってしくじる」 2 不意のことで動揺し、あわてる意の俗語。「乗り遅れるかと...
い・う【言う/云う/謂う】
[動ワ五(ハ四)] 言葉を口に出す。心に思っていること、考え・判断などを相手に伝達するために、言葉に出したり、文章に表したりする。 1 口を通して言葉として出す。「やっと片言を—・うようになっ...
いし‐がめ【石亀/水亀】
ヌマガメ科イシガメ属のカメの総称。池やゆるい流れにすむ。日本特産種のニホンイシガメは本州・四国・九州に分布。子は銭亀(ぜにがめ)とよばれる。ミナミイシガメは腹甲に黒斑があり、南アジア・八重山諸島...
いしやま‐でら【石山寺】
大津市石山町にある真言宗御室派の別格本山。山号は石光山。開創は天平勝宝元年(749)と伝え、開基は聖武天皇、開山は良弁(ろうべん)。西国三十三所の第13番札所。永長元年(1096)再建の本堂、建...
いしやまでらえんぎ【石山寺縁起】
鎌倉後期から江戸中期にかけて作られた全7巻33段の絵巻物。石山寺創建の縁起と、本尊の観音菩薩の霊験譚(れいげんたん)を描く。本文の成立は正中年間(1324〜1326)であるが、絵の制作年次は、第...
一(いち)富士(ふじ)二(に)鷹(たか)三(さん)茄子(なすび)
初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。 [補説]一に富士山、二に愛鷹(あしたか)山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。